施工風景
リチュービング(チューブバンドル)作業
1.チューブバンドルの搬入・ガス切断によるチューブ切断
玉島作業場でのリチュービング作業の様子です。お客様の工場にて装置より抜き出し、ジェットクリーニングを終えた熱交チューブバンドル(以下T/Bと記載)を玉島作業場にて荷受け、吊り降ろしをおこないます。
これより抜管作業をおこないますが、激しく減肉し経年劣化しているチューブなので今回はガス切断にてT/Bから管板を切り離します。
2.油圧シリンダーによるチューブ抜き取り
管板を切り離したのち、チューブ抜管をおこないます。
「矢」という専用工具をインパクトレンチでチューブに打ち込み、油圧シリンダーにて引き抜きしていきます。
「矢」という専用工具をインパクトレンチでチューブに打ち込み、油圧シリンダーにて引き抜きしていきます。
3.短管引き抜き・計測
切り離した管板側にも短管が残っていますので、T/B側同様に抜管をおこないます。
こちらは引き抜きではなくコールピックにて押し出しをして、その間にT/Bの整備と管板の計測をおこないます。
こちらは引き抜きではなくコールピックにて押し出しをして、その間にT/Bの整備と管板の計測をおこないます。
4.管板整備・新チューブ挿入
T/B側の管板と、切り離した管板を整備します。新しいチューブを挿入する前の重要な作業です。
仕上げが終わりますと下の写真のような状態になります。
仕上げが終わりますと下の写真のような状態になります。
整備後のT/Bに新しいチューブを挿入します。写真は2名ですが、実際はもっと大人数でおこなっています
管板の仕上げが悪いと入りづらくなりますので、管板整備は入念におこないます。
5.(溶接)~拡管~気密テスト~搬出・納品
新しいチューブの挿入後にチューブを管板に固定する為、チューブ管端を広げて管穴に密着させる「拡管」をおこないます。※シール溶接タイプの場合は、拡管前にチューブ管端に溶接をおこない、拡管後はもう一度計測をします。
全作業完了後は、車両に積み込みお客様の工場に納品します。
全作業完了後は、車両に積み込みお客様の工場に納品します。
作業内容によっては拡管後の気密テスト対応もいたします。(※最後の写真は搬入時のものです)